ひとつの見方

歩み値に逆らう。即ち、大惨事に至る道。

ツバイクからは多くのことが学べます。その中のひとつ、評論家やニュース記事に惑わされず、歩み値だけで市場を理解することがだいじ、というのがあります。それで、どう理解するか?それはいつも難問です。

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  • マーケットのトレンドと共にあり続けることの重要性は、いくら強調しても強調しすぎるということはない。歩み値に逆らうことは大惨事へと至る道である。
  • 致命的な過ちは、市場がどちらの方向に動いていくのかということに関して先入観を持っており、それが一時的には正しいことがあるところに発生す る。市場の 条件が変わるとき、—–それはしばしば急に変わるのだが—–、新しい事実を受け入れ、自分の見解を新しい事態に応じて変更することを拒否して しまうことがある。自分の弱気な見方を支持するわずかな証拠を探し始めるのである。これは株式市場における投資家によく見られる特質である。「選択的認 知」、つまり、人は自分が見たいと欲するものしか見ないというものである。
  • 不幸なことに、株式市場には常にいくつかの弱気の材料と強気の材料が混在している。自分の見解を支える手がかりを見出すことが難しいということはない。
  • 間違ったときに重要なことは、真実は単純に間違っていたということだけである。
  • 失敗を引き続いて起こす原因はエゴにある。自分は正しく、市場が間違っている。あるいは、歩み値が何を示していても、あらかじめ持っていた判断は 正しいに 違いないという態度を取るときは、大きなトラブルに向かって進んでいる。市場はいかなるときでも、また、だれのものであっても、われわれすべての高慢な鼻 を折ることができる。最善の策は、歩み値に合わせることである。言い換えるならば、歩み値に逆らうなということである。

補注: 「ツバイク ウォール街を行く」(マーティン・ツバイク) p206からの引用。一部内容が変わらない程度に変更。