Month: October 2013

便利にMac:Disconnect Search

検索エンジンの履歴やIPを遮断し、プライバシーを守るアドオンDisconnect Searchを使ってみました。

日本語対応すれば使えると思います。現時点では、文字化けが起き、使えません(Firefox 25 / Disconnect Search 1.4.0)。

  • Disconnect関係のcookieとJavaを有効にする必要があります。
  • Disconnect SearchのUIからでも、Google検索のUIからでもDisconnect Searchアドオンは有効になります。
  • 検索結果は同じですが、Google検索とUIが少し違います。Googleの黒帯のサービスメニューバーと左ペインがありません。その代わりに、テキストだけの選択オプションが上の位置に表示されます。

まだ使うのは早そうです。アドオンは無効にしてしばらく様子見にしました。取り急ぎ。

追記: 無理矢理使う方法がわかりました。

  • 英語で検索すれば、文字化けせずに検索できます。たとえば、浅草の歯科医を探す場合、ツールバーのGoogle検索欄に「asakusa dentist」のように入れます。
  • 「検索ツール」を日本語だけの表示にします。表示結果は次のようになります。
  • このあと続けてgoogle disconnectの日本語記事を探すとき、次のスクリーンショットのGoogle検索欄にgoogle disconnectと入れるだけで日本語記事が出て来ます。
  • この文字化けトラブルについて、Disconnectにメールすることにしました。すぐに対応してもらえるかどうかはわかりませんが、参考にはなるでしょう。
    (追記)すぐに返事がありました。既知の障害でできるだけ早く解決したい、ということです。それまでは英語で検索して日本語のページだけを表示するようにするしかないです。

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岐志(きし)港の牡蠣小屋に行って来ました。泊まっている船では、とれたての牡蠣を箱詰めしていました。加布里港よりもずっとお店の数が多いでした。

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便利にMac:Googleトラッキング遮断

Googleのトラッキングを遮断するGoogle Disconnectは利用価値がありそうです。

Google Disconnectは、Googleをやめた社員が2011年にDisconnectというベンチャー企業を立ち上げ、開発・リリースしたものです。

構成

Firefoxの場合、リリースされているプラグインの構成は次の通りです。

  1. Google Disconnect
  2. Facebook Disconnect
  3. Twitter Disconnect
  4. Disconnect = 1 + 2 + 3 + α (All-in-one)

※ これらのトラッキング遮断とは別枠で、検索したときに履歴やIPを防御するDisconnect Searchがあります。Disconnect Searchも使うことにしましたので、別途、ブログに書く予定です。

Disconnectの使い方が説明されています。

Google Disconnectの機能

まず、DisconnectはGhostery相当です。構成に示した通りこれだけで全部の機能を持ったAll-in-one(オールインワン)のアドオンで、Disconnectを使うならほかの3つのものを使う必要がありません。

筆者の場合、Googleのトラッキングを何とかしたかっただけなので、Google Disconnectを使うことにしました。

  • Google Disconnectはインストールした後、特に初期設定は必要ありません。
    Googleのトラッキング遮断をすると、URLが表示されるアドレスバーの右端に赤い円の中に白に抜きのgが表示されます。これをクリックすると、何個遮断したかわかります。

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  • 問題点として、ブログなどでYouTubeの楽曲や動画ををURLで貼り付けてある場合、これが遮断され、表示されなくなる不都合が起きます。gマークをクリックし、Unblock n Google requestでUnblock(遮断解除)をクリックすると、YouTubeの画面が表示されます。少なくとも、Firefoxを終了させるまではその解除は記憶されるようです。
  • Googleのトラッキングを遮断する必要がないとき、gマークは表示されません。

なお、All-in-oneのDisconnectも使ってみたのですが、遮断スクリプトを表示するGhosteryの方が直観的にわかりやすかったので、従来通り、Ghosteryを使うことにしました。DisconnectがGhosteryよりもいいのではないかという意見が書かれているサイトもあったのですが、GhosteryとGoogle Disconnectを組み合わせて使うようにしました。

GhosteryとGoogle Disconnectの両方を使う必要があるかどうかについては、次の通りに考えています。

  • トラッキング遮断数がGhostery=0、Google Disconnect=1、あるいはGhostery=1、Google Disconnect=0のようなことが起きたので、重複使用しても両方とも有効と考えました。
  • TEDのサイトで、google.ajaxを有効/無効の両方で試したところ、TEDサイトの画面表示は画像が表示される/されないの違いが出ましたが、Google Disconnectの遮断数は変わりませんでした。このことから、Disconnectは二重に使っても有効と判断しました。

インストールのときの寄付金とアンケート

使ってどうか見当もつかなかったので、3番目のところで寄付金は$0、1番目と2番目のアンケート回答はしませんでした。$0をクリックすれば、Okay, no problem.というページが表示されます。

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もうすぐ桜が満開

寒桜の一種なのでしょうか。それとも秋桜?でも、それはコスモス。

隣の桜の木は葉が全部落ちてありません。桜の花が咲きはじめた木には、緑の葉がついています。これは、狂い咲きではなく、桜の木の持って生まれた性質によるものです。桜は元々秋に咲いていて、環境順応するために眠ることを覚え、春にさくようになった(農大)らしいです。

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しかし、あたりは、何の変哲もないただの秋です。とても暇な人と少し人生に疲れた人は、秋に咲く桜でも探しに行ったらどうでしょうか。

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IMG_0769くろがねもち 2013.10.30

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キヤノンのデジカメと不毛地帯

「スマートフォンにカメラ市場が食われている」という発想の貧困は、キヤノンが萎縮していることを意味していませんか?最近、IXYを使いはじめました。普通に考えれば、いくつも不思議なことに遭遇します。

キヤノンが通期予想を下方修正、中国など減速でデジカメ下振れという記事が頭から離れません。

デジカメ(コンパクトカメラ)はスマートフォンと競合し、売れなくなった。一眼レフ(レンズ交換式カメラ)も欧州景気が悪いため、中国・欧州で伸びなかった。確かに結果論としては理解できます。あたり前のことです。

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しかし、そもそも「デジカメがスマートフォンと競合する」と前提を置くところに商品企画かマーケティングの限界があります。何と競合しようが、勝つ方法を見つけるのが、しごとですからね。そうは言っても、理解できる点はあります。キヤノンは、カメラの会社として長い歴史があるため、経営も管理職の上層部もカメラの基本性能に対する幻想があり、しかも成功体験がいっぱい詰まっているため、古い頭脳では目前の真の変化を捉えられず、対応しきれていないということはあるかもしれません。あと5年がんばれば定年退職、それなら、今さら無謀な冒険にチャレンジすることを推奨はしないでしょう。それは退職したあとにやってくれればいい。そうやって、無為に時間が過ぎてしまうことはどこの企業でもあることです。

カメラを30年以上も専門的にやっていれば、PCもスマホもタブレットも競合から外し、会社理念である共生でひとくくりにし、古い体質に閉じこもってしまう方が楽です。馬鹿なことを夢見ないで、カメラの特許でも書く方が安心・安全です。

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かつてフィルム市場は、富士フイルム、Kodak、コニカなどの企業により寡占的な状況にありました。カメラのデジタル化、印刷プロセスのデジタル化の流れは、Kodakを倒産に追いやり、富士フイルムという社名からフイルムがなくなるのではというくらいまでにフィルム事業を追い込みました。その境目は2006年だと言われています。有終の美になったのが、コンパクトカメラ市場を取りきる勢いがあった写ルンですだったのかもしれません。1986年に販売開始され、2004年の4機種発売をピークにして、2006年頃からフェードアウトしているようです。まだ、Amazonでも販売されています。しかし、カメラの主役はデジカメ(下図参照)に移り、しかもこれにスマートフォンを入れると、爆発的な販売台数になり、「写真を撮る➡現像する・自分で見る」から「写真を取る➡デジタルのまま保管する・だれでも見れる」にパラダイムシフトしたと言っても過言ではありません。デジタル化で写真に対するマナー(作法)が根本的に変わっったと言えます。

デジタルカメラの市場推移(台数)

他方、印刷市場では、製版会社がなくなるなどとうてい想像できない時代が長く続きました。設備投資ナンバーワンは製版会社で、印刷の技術・ノウハウもまさに製版会社に集中していたのですからね。1990年代のはじめに、必要があって印刷会社や製版会社の大手を調査して回ったのですが、どこもとても鼻息が荒いでした。しかし、1994年頃から、製版はPhotoshopとMacintoshに置き換えられ、上流工程のデザイナのしごととして再定義・吸収されはじめました。はじめは、製版に携わっている多くの人がチンケなMacintoshの可能性を否定しましたが、のちにイメージセッターが普及し、さらにはCTPが印刷会社に導入されると、Macintoshでデザインし、直接CTPで製版するデジタル工程が短納期・低コスト・高品質を実現し、生き残りに必要なものとなりました。気がついたときには、製版工程の中抜きができあがっていました。しかし、製版工程からフィルムは消えたものの、刷版は富士フイルムの事業として生き残りました。

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キヤノンは、富士フイルムと違い、フィルム事業を持っていなかったので、カメラのデジタル化の流れをうまくかわせました。しかし、そのことが逆に「フィルムレス=デジタル化」という考えを固定化し、デジタル化の成長を止めたのかもしれません。デジタル化は、高解像度化、データ量の肥大化に合わせた高速処理、大容量記憶装置対応との競争に集中していたように思います。つまり、「カメラ = フィルムレスカメラ = デジタルカメラ」という一貫したコンセプトを維持するカメラ作りがずっと行われて来たような印象を受けます。

IMG_0745背振山系の夕暮れ 2013.10.28

「キヤノンのIXYを思い出したように使いはじめて、何点か、とても不便だ思いました。あたりは秋の刈り入れが終わりましたが、デジカメは不毛地帯に取り残され、進化していない感じがします。

  • デジタルカメラで写真をとれば、ハードディスクかクラウドに保管するのは決まりきった話です。いつ、どこで写真をとったか、自動的に情報を付加するのは当然のことでしょう。GPSは基本性能のひとつだと思いますが、コストアップや用途開発が不十分というようなことが議論にされているのでしょうか?スマートフォンでは、あたり前の機能です。
  • GPSがついたカメラを法的に規制している国があるからGPSを装備していないというのは、単に言い訳でしょう。それは品揃えの問題ですからね。
  • デジカメでNike+、ミュージック、時計アプリが使えれば、ランニングやウォーキングにスマートフォンを持って行く必要がなくなります。デジカメが情報端末でないことがガラパゴス現象を起こしているのかもしれませんね。
  • 充電がUSBからできないというのは考えものです。PCにつないで写真を取り込み、そのまま放置しておくと、バッテリー切れになっています。PCに接続したら、自動電源ON、アップロード、自動充電開始してほしいですよね。きょうも、デジカメを持って出かけたのですが、バッテリーの入れ忘れで、役に立ちませんでした。
  • Wi-Fiはあってもなくてもいいですが、スマートフォン連携などという媚びるような機能は訴求力がないでしょう。Smart watchにでもなるつもりでしょうか?そもそも、スマートフォンが永遠に存在するとは思われません。P2Pが普及すれば、携帯電話というサービスが意味をなさなくなります。Lineの普及はそうした示唆のひとつでしょう。
  • がっしりした重量は時代錯誤です。やる気がないとしか思われません。
  • プリンタとスマホやタブレット連携とか、キヤノン電子のタブレットとかはあるようですが、どうしてMFPとデジカメの連携はないのでしょうね。ニーズがなければ、ニーズ開発をやればすむ話です。プリントさせることだけに夢中にならず、逆の取り込みが肝になるのでは?iPhotoアプリを使っていると、結局、写真でも、スキャンでも、画面でも、フォーマットさえ合わせれば何でも取り込んでしまいます。取り込んだものをどう使うかは、ニーズ開発によって問題解決されます。

スマートフォンが自分の欲しいデジカメに進化して行くのを待つのが一番の早道なのでしょうか?それとも、デジカメが自分の欲しいものに進化する日が来るのでしょうか。

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焼き牡蠣の季節がはじまる

加布里港まで一年ぶりに走って行きました。いつもはすぐ近くを走っているのですが、めったに港の方に行かないし、桜が咲く頃でないと加布里公園まで行こうという気になりません。

土曜日からManhattan Jazz Quintetを聴いていました。日曜日は、台風や雨のせいで一週間運動ができなかったので、重い体を引きずりながら走っているときに聴きました。軽快な曲に足取りを合わせられないのがもどかしいでした。

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加布里港では、焼き牡蠣小屋が2件営業していました。もちろん、牡蠣の直売もしています。規模は、志摩岐志に負けますが、電車で行けるところにあるという意味では、手軽です。

IMG_0705住吉丸の牡蠣の直売所 2013.10.27

Manhattan Jazz Quintetを聴くと、ジャズを聴きはじめた頃を思い出します。学生の頃からKeith JarretとかMal Waldronなどはたまに聴いていたのですが、クラシックと同様、仕事、仕事でずっと時間がなくて、本格的に聴きはじめたのは2000年くらいからです。

町田市立図書館ではCDの貸し出しをしていて、自分で購入していたものを含めて、ジャズで1,000枚、クラシックで1,000枚、その他PopsやSmooth Jazzなどを入れたら、トータルで3,600枚くらい録音できました。すぐには全部聴けませんし、聴くものは偏りますが、それでも、ランニングやウォーキングのときや家にいるときにバックグランド・ミュージックとしてかけておくと、どんどん消化していきます。そうは言っても、全部聴こうとすると厄介です。無謀な考えを実行すると、逆にストレスになってしまいます。

IMG_0706住吉丸の牡蠣小屋 2013.10.27

IMG_0707住吉丸のメニュー 2013.10.27

IMG_0709住吉丸の隣のひろちゃん焼きカキ 2013.10.27

最初にMJQをまちがったため、しばらく、混乱していたことがあります。Manhattan Jazz OrchestraをMJQと入れたことがはじまりで、どこかで修正したのですが、それが尾を引いています。Manhattan Jazz QuintetがCentury Orchestra OsakaとコラボしたTake Fiveの作りが似ていたことも一因のひとつです。生演奏でも聴いて、入れ込んでいたらそんなことにならないのでしょうが、所詮、後付でいい加減ですから致し方ないことです。

IMG_0710加布里港から見る可也山 2013.10.27

Les Liasons Dangereuses (No Problem)は、映画「危険な関係」に使われた曲でジャズのスタンダード曲になっています。映画では、The Jazz Messengersが演奏しています。しかし、Manhattan Jazz Orchestraが演奏する同名のCDの方が音に厚みがあり好きです。Duke Jordan TrioはOsaka Concert Vol. 2の中で、渡辺貞夫はHow’s Everythingの中でNo Problemという曲名で演奏しています。

Manhattan Jazz OrchestraのIn The Mood: Plays Glenn MillerやSwing, Swing, Swingを聴くと、1938年頃の時代に生まれたswing jazzに郷愁を感じます。演奏が新しいのでそれもいいのでしょうね。

IMG_0718秋深まる 2013.10.27

IMG_0715卑弥呼の時代は、この河口まで見える範囲は海だった 2013.10.27

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加布里駅から港までの経路 (Apple地図)

便利にMac:検索エンジンはDuckDuckGo

検索エンジンDuckDuckGoは、「検索履歴を他のサイトに渡さない」「いかなる個人情報も全く保存していない」というのをプライバシーポリシーにしています。

追記:

① Adblockのフィルタ設定とRedirect Cleanerアドオンの利用によりリダイレクトを回避できる限り、直接Google検索を利用した方がよいことが判明しました。便利にMac:セキュア環境完成 1を参照。

② Google検索を使うにしても2nd optionとしてDuckDuckGoを使いたいと考えています。ただし、その場合でも、

  • Firefoxアドオンは入れない。
  • Javaを有効にしない。

方が良いようです。理由は、DuckDuckGoから検索するとLightbeamでリダイレクト現象が起きているように見えるからです。

 

何がいいかと言うと、GoogleやBingのように検索するキーワードの履歴を電子メールアドレスで収集しないことです。検索方法には細かい指定もでき、GoogleやBingをどうするかも選択可能です。Firefoxでの説明になります。

インストールと設定は次の通りです。

  • DuckDuckGo PlusがFirefoxのアドオンになります。アドオンをインストールして、検索管理バーでDuckDuckGoを選択すればインストール終了です。Google検索が最初とてもシンプルだったように、本当にシンプルです。
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  • DuckDuckGoの検索キーワード欄をクリックします。検索の条件として、地域と言語を日本に変更してこの条件をキープするために、cookieを保存する必要があります。一時的に許可を選択します(CS Lite Modアドオン利用)。スクリーンショット 2013-10-27 12.35.35
  • 適当なキーワードを入れて検索します。
    ① その他の中から「設定」をクリックします。
    RegionをJapanLanguageを日本の日本語にします。
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  • Javaを有効にしない場合、検索ステップがひとつ増えます。「このページはJavascript.を必要とします。 Javascript無しのここ」という表示が出て来ますので、「ここ」をクリックすればOKです。
    追記:Javaを有効にしたくない場合、「ここ」をクリックしたページをブックマークして使えば1ステップで検索できるようになります。ただし、regionと言語がリセットされ、ノイズとして中国語表示が多くなります。Java無効はちょっと使えそうもないですね。

DuckDcukGoの我々は追跡しません(Googleはあなたを追跡します)という説明は簡単な1行文ですが、わかりやすく、参考になります。また、我々はあなたをフィルタバブルから解放しますは、これも簡単な1行文ですが、フィルタリングで検索上位に来るものが必ずしもフェアな検索結果にならないことを説明しています。

日本の多くの企業がGoogle検索を使っていて、何もかもGoogleに吸い取られていることに気がついていません。もしかするとSamsungだって全社的にGoogle検索やサービスを利用していて、他方では、Googleと競合しているかもしれません。Googleに勝つ方法を考えないと、日本の企業に未来はないでしょうね。便利でタダというだけの理由から使っているようでは、極東アジアの小国の裸の王様で終わるでしょう。ある意味で、シャープにしろ、パナソニックにしろ、敗因は投資や買収の失敗だけでなく、情報戦での敗北が真の原因だったのではないでしょうか?

先日、キヤノンがカメラが低調であることから下方修正をしましたが、競合の定義ができていないのが問題ではと思います。スマートフォンや競合のデジカメだけを競合機としているから、適切な戦略立案と新商品のコンセプトが出来上がらないのでしょう。姑息なことをいくらやってもジリ貧なことは明らかです。おまけに、円高に逆転してしまえば、姑息な手さえも使えなくなってしまいます。

Googleが集めた個人情報はGoogleのもの?

米が外国指導者35人の通話盗聴、スノーデン氏文書で判明というロイター記事は、いくつかの重要なことを示唆しています。

今や、ネットワークにつながるものは何でもデジタル化され、世界中がインターネットでつながっています。そんなことは小学生でも知っています。だから、電話や電子メールが盗聴されたり、覗き見られるのは、やむを得ないことと諦めるべきですか。

盗聴やハッキングをしても犯罪にならない?
. ➡ 米国政府ならOK、個人ならNG。

米国政府/NSAは、電話の盗聴と電子メールへの不正アクセスを世界的な規模でやってきたようですね。これが本当なら、まるで”1984年”の監視国家と同等のことを合法の名のもとでやっていたことになります。フランスやドイツとの信頼関係が揺らいでいます。米国政府であれば、何でも許される。この思い上がりとも言える暴挙は、Googleにも通じるところがあるように感じます。ただし、今のところ、まだ”疑惑”として報道されていますし、事実だったかどうか、真偽のほどはわかりません。

しかし、米国政府ならOK、スノーデンならNoというのがマスメディが伝える情報の結論です。米国政府はスノーデンを犯罪者として逮捕し、裁判にかけようとしていますが、米国政府/NSAの盗聴・不正アクセスには逮捕される者も裁判にかけられる者も今のところいません。そして、とても不透明です。

米国には、何でもありということがよくわかりました。これでは、中国がインターネットを国家として監視しているのと同じです。性格的にはたいして変わりません。

監視社会になったことを再認識しておいた方が良さそうです。いつでも、どこでも覗き見られていることが常態で、自分だけがその例外だと考えるのは、全くの思い違いで、夢想に過ぎないでしょう。

Dec5464山に沈む夕日 2006.10.31

Googleが集めた個人情報はGoogleの財産か?
.  あなたにとやかく言われる筋合いのものでない。

米国政府の盗聴を受け、EUの個人情報保護強化の法制化が進みそうです。Googleなど、インターネット企業は反対しています。自分たちに不都合なことがあるから反対なのでしょう。何がそうなのでしょうか。きっとインターネットで集めた個人情報の財産権と強く関係しているのでしょうね。

Googleはインターネットで集めた世界中のインターネット利用者の個人情報を当の本人に開示していません。しかし、他方では、Googleは「収集した個人情報は、Googleの財産だし、権利があるのだから、契約により再利用しても法的に問題がない」という立場です。

ところが、EUは忘れられる権利も法制化しようとしています。「インターネット上の企業のサービスを使用したユーザーが個人情報の使用同意を撤回した場合、その企業は個人情報を消去するほか、グーグルなどの検索エンジンで個人情報を追跡するなどの義務を負う」

そんなことになれば、Googleのような企業には、余計な作業コストと義務が発生します。法制化は、Googleにとってはネガティブです。

EUがインターネットのユーザーに自分の個人情報の所有権を与えると、Googleには不都合が出て来ます。

そこで「デジタル革新が阻害され、雇用創出と経済成長が犠牲になりかねない」と反対の声を上げる訳です。モノは言いようです。その反対の声をGoogleが上げているかどうか知りませんが、Googleのデジタル革新と成長のためにインターネットが存在している訳ではありませんからね。

もちろん、「インターネットに個人情報は存在しませんよ」と大上段に構えられたら返すことばはありません。それに、Googleを信頼し、信用する手だってないことはありません。おっしゃる通りです。

IMGP5529雷山川の夕暮れ 2006.11.18

円安でも貿易収支の赤字が拡大

円安になれば輸出が増え、昔のように貿易収支は黒地になりそうなものです。しかし、製造業が海外に移転したため、赤字が拡大するのではないか、という見方があるようです。

佐々木融(JPモルガン・チェース銀行)がしびれを切らした米国投資家の日銀追加緩和期待というコラムで興味深い指摘をしています。

いくつか、ピックアップします。

  • 投資家の多くがアベノミクスの「第3の矢(成長戦略)」に対して「大胆な策がなかなか出てこない」としびれを切らしつつある。「出てきたとしても時間がかかりそう」と考えている。それで、日銀の追加緩和への期待を膨らましている。
  • インフレ目標2%に対して、足元のインフレ率上昇は、主にエネルギー価格の上昇に引っ張られたものだ。
  • 8月の消費者物価指数前年比は+0.9%。その主因はガソリン(+13.2%)などのエネルギー(+9.2%)価格上昇。
  • 8月の現金給与総額は前年比▲0.6%。
  • 政府や日銀が目標としているインフレの形ではない。
  • ドルに対しては強気な向きが多く、全体的に軟調に推移するドル相場に困惑。
  • 日本株に対しては強気な向きが大勢。
  • 少数ながらも日本株の先行きに懸念
    「円安の進展から市場参加者は日本企業の収益見通しに強気だが、日本企業の収益構造はすでにかなり変化しており、実際の先行き見通しは投資家が期待するほど強くはならないのではないか」
  • 円安が大幅に進んでいるのになぜ日本の貿易収支は悪化しているのか。
  • 輸出の伸び(前年同期比+6.9%)に対して、輸入の伸び(+11.9%)が大きく上回っている
  • 昨年11月以降、実質輸出は2.7%しか増えていないが、実質輸入は9.7%も増加している。
  • 今後円安が続いても、輸出の伸び以上に輸入が伸びることとなり、貿易収支は逆に悪化するような構造となっている可能性がある。

(示唆)

悪く言ってしまえば、多くの投資家は「アベノミクスはこれまで円安にサポートされてきたが、成長戦略が月並みで効果が見えてこないので、米国同様に中央銀行の金融緩和に期待するしかない」と考えてしまうのでしょうね。逆に言うと、日銀が動かなければ、円高にドライブされてしまうということなのでしょう。

それから、肝心のデフレ政策は、物価が上昇しても、賃金支給額が減少しているため、全体の消費パイが小さくなり、狙い通りになっていない。おまけに、円安は輸入増・貿易赤字拡大につながり、さらに物価を押し上げている、ということのようですね。これでは「わが暮らし楽にならず」です。

いっそのこと、「それならば円高になったほうがいい。アベノミクスもいらない」ということになれば、今後、どういうことになっていくのでしょう。金融取引ルールの変更(金融緩和)、事業構造の変革(リストラクチャリング)は20年くらい言い続けられたことだと思いますが、政治と経済が既存権益の維持と拡大に重心をおいて動いてしまうようでは、金融緩和は円安政策となり、リストラは首切りでチョンになってしまうことでしょう。やれやれですね。

IMG_2884秋の実り vs.「働けど 働けど わが暮らし 楽にならず」
= アベノミククス
= 安倍のみ「クスッ」