つれづれ

徒然:Apple Music

入れ物は簡単に作れても、中に入れるコンテンツを持っていなければ、サービスビジネスでは成功できない。

長いこと、そう言われてきたし、そう信じられていました。

2004年ごろ、Adobe SystemsのSVPとディナーミーティングをしたとき、インターネットサービスを立ち上げるのは簡単だが、そのサービスに利用者を引き込む方法が確立されていないのでビジネス・シナリオが描けない、と言っていたことを思い出します。

その頃、Adobe Systemsはすでにアプリをインターネットで利用することを試行・公開していました。そのSVPはそれを念頭に話したのだと思いますが、インターネットビジネスのマーケティングは今も昔も決め手になるものがわかりにくいものなのでしょうね。

音楽配信やe-Bookの類は、もっと前からあります。カラオケまで入れるなら、多種多様です。デジタル配信?

言うのは簡単ですが、ビジネスモデルを実現することは別の話です。

Apple Musicはなんとなくはじまってしまいました。無料トライアル期間は三ヶ月。音質、パフォーマンス、コスト、それに品揃えについての評価はどうなのでしょうか。

自分の場合、楽曲は全部で40,000曲あり、すべてiTunesでAAC 320kbpsでHDDに保存しています。聴くのは、もっぱらアンプ経由のスピーカーになります。ジャンルは、クラッシックとジャズ。ヘッドホンで聴くのは深夜のみです。

早速、Apple Musicを毎日聴いています。なんとなく、バックグラウンドミュージックという感じです。良い点は、自分が持っていないCDを聴く機会が増えることです。聴いてみたかった曲が聴けるのはいいです。しかし、何となくある不満は、気のせいだと思いますが、音が少し軽い感じがします。昔、256kbpsを320kbpsに録音し直したのは、その何とはなしの印象からでした。

しかし、それは慣れで、256kbpsが最高となるかもしれません。

もうひとつ気になるのは、ノイズが入ったCDもそれはそれで味があるものです。その意味で、心象風景の中では、Apple Musicはフラットな感じがします。

コストは、概算では、ファミリー適用を考慮すると、ひとり3,500〜8,000円/年( US$35〜US$80/年)で、一日にコーラを何本飲むか、セーブするかくらいのコストです。iTunes Matchは積極的に利用するメリットを感じないので、配信された曲のオフライン利用はiPhoneかiPod Touchのみと限定すれば、かなりいい線をクリアしているのではないでしょうか。

ちなみにきょう行ったY!Mobileで学習したこととして、維持費(修理保守5,000円/年+本体交換費用3,000円/2年)はオプション+必須の構成になっており、できればオプションを含めた6,500円/年を利用コストのほかに税金的に回収したい意向のようなので、これと比べるとiTunes Musicはかなり安いかもしれませんね。平たく言うと、15,000円/年が業界のミニマム要件になっているのでしょうか?

あと、こうしたサービスは最初からソニーにやってほしかった!!少し残念。

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