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徒然:Tsutayaの借り放題サービス

Tsutayaもソニーに似てきたというお話。

浅草に住んでいるときは台東区図書館が目と鼻の先で最新作でなければ、たいていのCDを借りることができました。しかし、田舎に引っ込んでしまうと、そうはいきません。図書館はすぐ近くなのですが、CDは置いていません。田舎の市町村がTsutayaと組むのは、ニーズがあるからでしょうね。

TsutayaのDISCASというCD/DVD借り放題・宅配レンタルのトライアルをやっています。わかってきたことは、この会社もソニーと同じように革新を失ったのではないか、先がない、そう思えてきたことです。ユニクロの再生プロセスとはだいぶ違う印象を受けます。

  • 定額レンタル8は月額1,865円(税抜き)で新作8枚、旧作借り放題です。
  • 2枚(アルバム2件)ずつ自宅配送してくれます。
  • ここの場合、往復で5日。実際には、4日で可能ですが、Tsutayaの都合で、たとえば土・日はやっていないので、5日が最短になります。
  • (31÷5)x2=12
  • つまり、月に8枚から12枚くらいが借りられる限度になります。
  • いい点は、多分なのですが、まあまあほしいCDが見つかる点。
  • イライラする点は、欲しいものがすぐに揃わないこと。

この手のサービスをちゃんとやりたいのなら、自社の都合とか売上や利益戦略上の理由から2枚に限定してしまえば、音楽配信サービスに負けてしまうのは自明の理です。実際、Apple Musicと比べると、音質を横に置けば、Apple Musicが断然優れています。特に、ラジオ(Stations)は使い勝手が良くなっています。

それってapple to appleでなくてapple to orangeですよね、と考える人もいると思います。その通りです。Tsutayaが負けている点は、ソニーと同様、apple to orangeに負けているように思えるのです。TsutayaのCD/DVDがソニーの音質へのこだわりとするなら、デジタル音源が圧倒的市場を占めるようになったとき、大昔の音質を売ったら時代錯誤です。昔ながらのボリュームのある脚色した音質へのニーズもあれば、よりナチュラルな音質へのニーズもあり、多様性への対応力が商品やサービスの市場性を決めてしまうから、市場から排除される商品やサービスが出てくると思うのです。

企業は、しばしば自己の強みをさらに敷延しようするのですが、それは保守的な考えに基づくことが多く、つまり、成功体験のある年寄りの古い考えに基づくことが多く、時代の変化に対応できないと知るときには、戦略破綻しています。

Tsutayaはユニクロの社長にどうしたらいいか、聞きに行った方がいいと思います。

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