ジャパネットたかたのインチキ100円ショップとPocket WiFi

TVの通販チャネルでジャパネットたかたがデジカメ付きでタブレット端末のライフタッチ を100円で売りはじめました。Pocket WiFi加入が前提です。しかし、多くのひとが100円は安いと勘違いしたはずです。念のためにジャパネットたかたのweb siteに行って、購入プロセスがどうなっているか確かめてみました。この100円の商品を購入するには、Pocket WiFiがつながる地域であるか事前チェックがあるものの、そのチェックのあとは買い物かごにいれた100円のライフタッチを買う手続きになっていました。きっと最終段階で「Pocket WiFi契約済み」と紐づけられるはずですが、少なくとも、Pocket WiFiにいくら払うのかはそのときまではわからないしくみになっていました。
スクリーンショット 2013-05-06 10.50.16これでは、100円で50,000円相当の品物を買えますよという甘い誘いにひっかかり、最後の最後でだまし討ちに会うようなものです。ジャパネットたかた社長はTVで毎月5,000円相当が別途必要とポツリと言っていましたが、聞き逃してしまえばそこまでという具合で、インチキくさい、実にトリッキーな販売手法でした。ホームページの内容から考えても、脱法スレスレのところまで検討・検証してやっているのでしょう。悪質商法のひとつと言っていいと思います。

金額的には、NTT東西でもフレッツ光キャッシュバック 82,000円をやっているくらいですから、ジャパネットたかたのこの程度のことは大目に見てしかるべきという考えもあります。問題なのは販売条件が明示されていないところにあります。何がどうなっているか条件が明示されないまま100円に飛びついたことで、最後には毎月5,000円払わされる契約をしなければならないとしたらやはり問題です。

商売にモラルがなくなれば終わりです。違法でなければ何をやってもいいという考えは改めるべきです。また、一方では、イーアクセスにしたところで、こうした販売方法を野放しにしていることは企業姿勢としてどうか、レベルや質が問われます。

ホテルで無線LANを使いたい

多くの日本のホテルでは無料の有線LANが提供されています。無線LANでスマートフォンやタブレット端末を使いたい、あるいは家族で旅行に行っているときなどは、家族がそれぞれの端末を使ってインターネットにアクセスしたい、という場面に出会います。

ひとつの解決方法は、携帯タイプの無線LANルーター(2,000円相当)を持ち歩くことです。もうひとつの解決方法は、Connectify(USD40 4,000円相当)を購入・ダウンロードしてPCをソフト的にルーター化してしまう手もあります。

そんなことに金をかけたくないし、余計なものを持ち運びしたくないという方には、意外と簡単にできるPCの無線ルータ化がおすすめです。これは目前にインターネットに接続できる有線LANがあるとき、自分のノートブックPCを無線LANルータにしてしまい、ほかのiPad、ノートブックPCなどからインターネットを利用できるようにする方法です。
(注意)この項はPocket WiFiのUSB接続したPCの無線ルーター化をもとにしてリメイクしています。蛇足になりますが、携帯タイプの無線LANルーターを使うメリットは、PC/Macのいずれにも適用できること、OSの設定を変更しなくてもいいことがあげられます。

利用イメージ
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1. メモ帳に次のコマンドをcopy and pasteする➡PC2Router.batという名前でセーブ
この一連のコマンドを何度もたたくことになると面倒なので、.batファイルを作成し、ワンクリックで実行できるようにします。メモ帳は、「スタートメニュ➡すべてのプログラム➡アクセサリ➡メモ帳」で開くことができます。
赤色になっているSSIDとkeyはクライア ントが当該PCルーターに無線LAN続するときに使うもので、自分の覚えやすいもので、かつセキュアなものにしましょう。
DOSコマンドを1行ずつ叩い て実行したいときは、Windows PCのスタートメニューからコマンドプロンプトをクリック・実行すればいいです。netshではじまる行を入力して実行します。

@echo off
rem ————————————————-
rem Windows PC to PC Router
rem ————————————————-
netsh wlan set hostednetwork mode=allow
netsh wlan set hostednetwork ssid=wifi-thinkpad
netsh wlan set hostednetwork key=thinkpad@1234 keyusage=persistent
netsh wlan start hostednetwork

各コマンドの意味:
1行目 Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapter を有効化する。
2行目 SSIDを定義する。赤い文字を自分向けに変更する。
3行目 暗号化キー(パスワード)を定義する。赤い文字を自分向けに変更する。

※ PCルーター化を無効にするときはmode=disallowとする。
netsh wlan set hostednetwork mode=disallow

2. PC2Router.batをクリックして、一連のDOSコマンドを実行
先に作成したPC2Router.batをクリックすれば、自動的に一連のDOSコマンドが実行されます。

3. Windows 7のアダプタの設定
① ホテルの有線LANのイーサネットケーブルをノートブックPCにさし込み、インターネットが使えることを確認する。
② ノートブックPCの無線LANも有効になっていることも確認する。

③ 「スタートメニュ➡コントロールパネル➡ネットワークと共有センター」を開き、ネットワークと共有センターの左側の「アダプタの設定の変更」をクリックして、ホテルの有線LANのアダプタを探す。有線LANのダプタのプロパティを開ける。
④ 共有タブをクリックする。
⑤ 「ネットワークのほかのユーザーにこのコンピュータを通しての接続を許可する」をチェックする。
⑥ チェックした直後、有線LANに関連づけるアダプタを設定する「ホームネットワーク接続の欄」が空欄で表示されるので、ここで無線LANのアダプタを選択設定する。空欄でない場合は、すでに違う名前のアダプタがこの有線LANに関連づけられている場合、DOSコマンドからやり直せばうまく。
⑦「その下のネットワークのほかのユーザーに、共有インターネットの制御や無効化を許可する」をチェックする。

Macの場合:
Macを無線LANポイントにする方法(Mac People Web)
Macを無線LANポイントで使う方法

NTTドコモの冴えないニュース

予想通り、NTTドコモの通期決算は増収減益となってしまいました。通期連結決算前年同期比で、売上高 4兆4,701億円(前年同期比+5.4%)、営業利益 8,371億円(▲4.3%)、純利益 4,956億円(+6.8%)。言い訳は、iPhone 5に苦戦。注目したい点は、Xi契約数が前年度末比5.2倍の1,157万契約になっている点ですが、Xi増分はFOMA純減分の裏返しで横ばいと見るべきでしょう。

しかし、四半期決算がどうかが問題です。計算しないと出てこないようですが、興味津々です。年間の業績は重要ですが、四半期決算の推移はさらに重要です。

それにしても悪いことは続くもので、NTTドコモの米子会社から、クレジットカード情報を含む403人分の個人情報が流出しました。不注意というか、慢心でゆるみがあるのかもしれません。こんなことでは、そのうちまた何かやらかすかもしれませんね。もっとも、auのLTE通信障害もあり、程度の差はありますが、悪いもの同士の比較で大差ないという意味で救われている面はあります。

他方では、米衛星放送サービス会社ディッシュ・ネットワークがスプリント買収に名乗りを上げました。しかし、ソフトバンクは、ソフトバンクスプリント買収断念でも利益40億ドル約3900億円)の利益が転がり込む見通しで、してやったりの感があります。そら見ろ、調子に乗るな、と穿った見方をした方も多いと思いますが。

p.s.これまで何度もNTTドコモに限らず、携帯電話キャリア各社はGoogleやAppleあるいはAmazonやeBayに対抗できる新しいサービスが必要だと書いてきました。もちろん、そんなことはわかりきっていて、今さら言われるまでのことでないと各社とも認識しているでしょう。しかし、第一の柱の売上高が大きく、儲かっている場合、新規事業となる第二の柱はなかなか立てられないものです。既存事業に脇に押しやられ、押し潰されてしまうからです。
スマホ需要「鈍化」の兆し、新サービス急務 携帯3社という記事でも同じようなことを言っています。問題認識はしているが、思ったほど課題を明確化できず、効果的な対策が立てられないでいるというのが現実なのかもしれません。

NTTドコモがLTE接続率97.4%でNo.1、速度もNo.1

日経BPが携帯電話各社の主力5機種を使い、全国1,188地点で計測した結果、LTEエリア化率 も速度もNTTドコモがNo.1でした。auは95・6%、ソフトバンクモバイルは90・9%。この調査結果に、NTTドコモの加藤薫社長は「基地局の倍増に加え、今年度にいち早く最大速度150Mbpsを開始させ、計画を前倒しで加速していく」と自信をみせたそうです。きっと、とてもうれしくて飛び上がりたいくらいだったのでしょうね。

そう、言うまでもなく、今後もNTTドコモの基地局への設備投資とLTEの速度アップは続きます。疑いようもなく速度アップと接続エリア拡大が基本戦略なのです。

ところで、残念なことはiPhoneがなければ、iTunesやiCloudの軽快さは味わえないことです。これはNTTドコモにとっても残念なことです。よって、同じ土俵で戦うためにiPhoneを投入しようということになるのですが、箱ものを品揃えして競合ペナルティをカバーしようというのは、ある意味、情けないことで知恵がまわっていません。翻って考えると、あのiモードのような斬新なサービスは未来永劫二度とないという裏返しになります。

よく考えなくても、NTTドコモにあるのは通信のインフラと販売力だけ。携帯電話、スマートフォン、LTEルーターなどの箱ものはメーカーのas is、言い換えればOEM仕様。これでは、富士通、日立、NECといったかつてのコンピュータ・メーカーがMSとIntelの戦略に負けて市場の第一線から消えて行ったように、同じ道を歩んでしまうのではと心配になってきます。

ドラスティックに言うなら、そのうちGoogleかMicrosoftが日本中にWiFiを無料提供してしまえば、進化したLineかSkypeで、あるいはFacetimeで世界中とつながってしまいます。タダです。個人情報をGoogleにさし出す代わりになんでもただというのがGoogleの基本戦略で、タダは実にありがたい限りです。NTTドコモに毎月の支払いも必要ありません。IPアドレスとそれに紐づけられたインターネットアクセス情報やOSの種類、利用したアプリケーション、位置情報、メールの送信先や友達情報などはすべて匿名化されているという安心に基づき、Googleに個人情報を活用してもらえばいいのです。どうということはありません。

NTTドコモの生き残り戦略は、今のところ存在していないように思われます。2万人の失業は社会問題です。しかし、自分だけはだいじょうぶ、で世界は動いていくものです。杞憂というものです。100%ありえないことを心配してもはじまりません。NTTドコモはNo.1なのですから。

スマホ通信速度はDoCoMoが最下位

全国23都市でスマートフォンの通信速度の調査結果をMMD研究所が発表しました。結果は全国主要都市のスマートフォン通信速度 Android、iPhone5ともにSoftBankが最速で、NTTドコモが最下位です。調査に使われた機種や割当周波数、あるいは調査時の環境の違いなどを差し引いても、NTTドコモには心地よい話ではないことでしょう。

調査:2013年3月 Android(下り) iPhone(上り)
ソフトバンク 27.04Mbps 9.88Mbps
au 20.27Mbps 7.93Mbps
NTTドコモ 15.37Mbps NA

他方、感応評価でも、「つながりやすい」「通信が速い」と実感しているユーザーが多いのはSoftBankという結果になっています。

これではソフトバンクほめ過ぎ。そもそもソフトバンクの手先ではと勘ぐりたくなりますが、他の調査 ソフトバンクが優勢? スマホの電波状況を全国24大学でも同様の結果になっています。

きっと、NTTドコモの「全国どこでもつながる携帯電話」という優位性あるいは神話性に陰りが出てきた、ということなのでしょう。携帯電話の場合、つながりやすいとか、音質がいいとか非定量的なデータに意味がありましたが、データ通信(インターネット利用)の場合、下りと上りの速度を実測しますのでより信頼度が上がり、逆にデータを見る目を変える必要が出てきます。たとえば、上記の27.04Mbpsについても常時そうなのか、1回だけだったのか、平均的にはどうか、時間帯ではどうかなど、いろんな視点があります。

あと、そもそも通信速度がどれだけ重要かという課題もあります。インタネットの利用頻度が少なくなれば、重要度は下がります。スマートフォンでFXや株式取引をするのであれば、通信速度よりも、常時安定的に接続できることの方が重要です。売買したいときにネットワークが切れたのでは、いくら速くても意味がありません。

最近話題のauの届かないメール問題にしても、キャリアが直面している真の課題は、通信網の利用料を積み重ねるビジネスモデルにあるのではなく、AppleのiTunes storeやGoogleのインターネット広告などに競合できるビジネスモデルを開発・提供できていないところにあると思われます。取り組みが違うから結果が出てこないし、シリコンバレーには常に負けてしまう道筋を最初から作り込んでしまうのでしょう。

NTTドコモが戦略的ミスにより衰退へ向かうリスク

どのようなビジネスも永遠の成長は約束されていません。すべての経済活動において、高く上がったものはいつか必ず落ちるものです。価値衰退の万有引力が働くからです。伝統工芸のように長い年月をかけて価値を内包できたものを除き、価値衰退の万有引力を避けるのは容易でありません。

電話の世界も同様です。かつて長距離電話や国際電話は高い利益率をはじき出し、意味があるものでした。しかし、インフラが変化すると、携帯電話やSkypeなどに追い出されてしまい、ほとんど死語になってしまいました。

NTTドコモの成長がマチュア化し、右肩下がりの衰退ラインに切り替わったのは偶然ではありません。「いつでも、どこでも」という携帯電話の高い付加価値はコモディティ化したのです。また、かつてNTTがインターネットで成功の後ろ姿をとらえきれなかったように、NTTドコモは携帯電話とiモードの成功体験にこだわり、モバイルデータ通信に出遅れ、なかなかインターネットに食い込めず、同じ轍(わだち)の中でもがいているように見えます。どこかでユーザーニーズを読み違えたのかもしれません。

本当にそんなことが言えるかどうか、データから考察してみました。

シェアーの変化

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対前年での成長率(1997.03基準)

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NTTドコモについて言えそうなこと
① まだ国内最大のシェア(42%)を維持。

② 2001~2003年の56%をピークにして、直近では42%(ピークと比べて▲14%)まで落ち込み。

③ 対前年比での成長は、業界平均と比べても際立ち、2007年以降は2%そこそこまで落ち込み。
今後、マイナス成長への落ち込むリスクが危惧される。

④ 携帯電話の付加価値剥離、データ通信(インターネット)ニーズへの対応遅れが原因か(?)。

⑤ SBMのイー・アクセス、KDDIのUQ Com.のようなデータ通信系の経験がNTTドコモ内部に蓄積されていない可能性。
もっとも、先行着手を必ず優位性に転換できるかというと、Willcomなどはうまくいかなかった例のひとつ。

⑥ 日本市場規模は小さく、国内市場だけでは、今後の成長期待には限界がある。
SBMのように米国に拡大路線を取らないことで、将来、保有ユーザー数の規模の違いからくる量的効果と対象市場の特性の違いから得られる新たなサービスの国内展開に遅れをとる可能性がある。NTT東西がドカン屋になったと言われるように、NTTドコモも現在のモバイルインフラをモバイル機器メーカーやインターネットのサービス提供者に利用されるだけの第二のドカン屋になる可能性がある。

⑦ 何らかの戦略的ミスがあったとすれば、NTT Gは利益を抱え込み、再投資に回さなかったことにあるのではないか。
日立、NEC、富士通などのメーカーがダメになったのは、アナログからデジタルになったとき、NTT Gが交換機ビジネスに代わるものに投資をしなかったからだ、と考えられる。てんこ盛りのPBXは最大の失策で、アナログ脳の発想だった。

⑧ 結局、競争相手が定義できていないのではないか?
キャリアが競争相手の時代は終わりつつあるのだが、まだ、その中でビジネスの夢を見ようとしているのでは。

⑨ NTTドコモの落ち込みは1999.03を基準にしたとき、さらに際立つ。

1999.03基準の対前年成長率
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便利にMac:OCR変換ミスのPDFの修正

雑誌記事などをスキャンしてPDFにし、OCR変換しておけば、検索できるようになります。しかし、OCR変換ミスが結構多く、正直なところ、そのままでは使いものになりません。また、OCR変換された文字は透明テキストで保存されているため修正はどうすればいいか、戸惑ってしまいます。

OCR変換ミスの修正手順
① 右上のバーにある「ツール」をクリック➡「コンテンツ」をクリック➡「文書テキスト編集」をクリック。透明テキストの編集ができるようにします。
② 1ページ分の文字を選択します。
③ 右クリックしてプロパティを選択します。
④ 「フォント」を「MSGothic」に変更します。
⑤ 「塗りつぶし」を赤に変更します。色は環境によって適切なものを選択します。
⑥ プロパティを「閉じる」をクリック。
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⑦ このあと、OCR変換ミスを修正し、上記と同様のしかたで「塗りつぶし」を透明テキストに戻し(斜め斜線の色アイコン)、元の設定にに戻せば、修正は完了です。

「テキストボックスを追加または編集」による方法
もうひとつの方法として「テキストボックスを追加または編集」を使い、テキストボックスにOCR変換ミスを修正したものを入れ、文字を地色と同じにして見えなくしてしまう方法があります。もちろん、テキストボックスには全文を入れてもいいし、検索用のキーワードだけを入れるというのでも構いません。ただし、「テキストボックスを追加または編集」で文字を追加しただけでは、文字が見えてしまいます。透明にする必要がありますが、今のところ、方法がありません。そこで、地色と同じ色にすれば、透明状態になります。しかしながら、この方法だと、スキャンしたときに原稿の地色の白色を黄ばんだ色として拾い、結果的に文字を白色にしても白抜き文字にしてしまうので決定的な有効性に欠けるという問題が避けられません。どうしてもという場合、Adobe Photoshopで地色除去をするなど、余計な手間がかかってしまいます。

備考:
① 環境は、Windows 7、Adobe Acrobat X 10.1.6によります。
② Mac OS X 10.8、Adobe Acrobat X 10.1.6では、うまくいきませんでした。この項は「不便にMac」ということになります。