① Pocket WiFi➡イーサネットコンバータ➡無線ルーター

概要
LTEルーターを親機として、無線でイーサネットコンバータと接続し、ルーターと端末を接続する。端末からネットワークへのアクセスはwifi-homeが一元的に取りまとめる。これにより、LAN Diskの共有とAirPlayによるオーディオのデジタル化が可能になる。

設定上の注意事項
※ イーサネットコンバータ(NEC WR9500N)の設定は?
NEC WR9500NのModemスイッチをCNVにして次の設定を行う。
① PCとLANケーブルで接続
② Conv.電源切って10秒放置
③ Conv.の楽々スタートボタンを押しながら電源を入れる
➡コンバータモードLEDが緑に点滅
④ PCとConv.を有線でつなぎ、192.168.0.245で設定画面を出す
⑤ トップページ➡基本設定に行き、無線LAN設定のページでPocket WIFIのSSIDとパスワードを設定する

※ LAN Diskとの共有は?  Macではsmb://192.168.0.60/
※ 9500N(ルーター)配下の同一セグメント内に全クライアントを入れることがポイントになる。
※ この方式の優位性は、 LTEルーターを外に持ち出しても環境の再設定が必要ないことにある。また、ルーターの高速通信も享受できる。
※ AVアンプがAirPlay対応であれば、AirMac Expressは不要となる。
※ AirMac Expressはクライアントモードで無線ルーターに接続してもよい(イーサネットコンバータと同等)が、有線LANを外すこと。

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補足資料:AirMac Expressの設定(ワイアレスはオフ)

イーサネットコンバータとAirMac Expressは有線LANでつなぐ。今回は単にAirPlay機能を使いたいだけなので、AirMac Expressのワイアレスはオフにする。ルーティング機能がオフになるので、クライアントはAirMac Expressに無線LAN接続はできない。

イーサネットコンバータにAirMac Expressを無線接続したい場合、AirMac Expressをクライアントモード(無線LANによるイーサネットコンバータ)にする。この場合、AirMac Expressのイーサネットポートはクライアント向けであり、無線LANルーターにつなぐとおかしいことになる。AirMac Expressをクライアントモードで接続する例は④にある。

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② Pocket WiFiをUSB接続したPCを有線ルーター化➡無線ルーター

概要
LTEルーターをPClにUSBで接続し、親機とする。ここで言うPC有線ルーター化はインタネット接続の共有(有線接続)である。実際は、このPCはルーティングを目的としていないので後述する「PC無線ルーター化」に比べると、「PC有線ルーター化」という呼び方はやや混乱を招く。
9500Nルーター側の設定は「①イーサネットコンバータ」と同じになる(設定や配線を変更しなくても良い)。

LTEルーターのUSB接続は、USBドライバをインストールし、利用する。

設定上の注意事項
1.PCルータ化の設定はDOSまず次のDOSコマンドで行う。
netsh wlan set hostednetwork mode=allow
netsh wlan set hostednetwork ssid=wifi-thinkpad
netsh wlan set hostednetwork key=thinkpad@1234 keyusage=persistent
netsh wlan start hostednetwork

2. ネットワークアダプタの設定
① Pocket WiFiをUSBに接続する
② ネットワーク共有センター➡ 「アダプタの設定変更」
③ Pocket WiFiアダプタのプロパティをクリック➡共有タブをクリック➡「共有化」(有線LANアダプタを選ぶ)と「無効化の許可」を両方ともチェックする。

注意:共有化でWifiアダプタを選択すると、PCが無線ルーター化される。このケースの場合、スピードを重視したUSB➡有線LAN➡無線ルーターの接続を実現したいので有線LANアダプタを選ぶ。

※ この方式の優位性は、 LTEルーターとルーター間を高速化できること。面倒な点は、外に持ち出した場合、 LTEルーターをUSB接続しなおさないといけないことだ。
※ LTEルーターに接続するPCの無線LANは切断しておいた方が混乱がない。
※ ConnectifyだとUS$45(4,275円)もする。高過ぎ。無償版ではUSB接続がサポートされない。また、有線LANに接続された無線ルーターとLTEルーター(無線LAN経由)との接続もできない。

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補足資料:Windows 7 PCルーター化の留意点

1. メモ帳に次のコマンドを書き込む➡PC2Router.batという名前でセーブする。
この一連のコマンドを何度もたたくことになると面倒なので、.batファイルを作成し、ワンクリックで実行できるようにする。SSIDとkeyはクライアントが当該PCルーターに無線LAN続するときに使うもので、自分の覚えやすいものにし、かつセキュアなものにする。なお、DOSコマンドを1行ずつ叩いて実行したいときは、Windows PCのスタートメニューからコマンドプロンプトをクリック・実行すればよい。実行しないといけないコマンドはnetshではじまるものだけになる。

@echo off
rem ————————————————-
rem Windows PC to PC Router
rem ————————————————-
netsh wlan set hostednetwork mode=allow
netsh wlan set hostednetwork ssid=wifi-thinkpad
netsh wlan set hostednetwork key=thinkpad@1234 keyusage=persistent
netsh wlan start hostednetwork

各コマンドの意味:
1行目 Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapter を有効化する。
2行目 SSIDを定義する。赤い文字を自分向けに変更する。
3行目 暗号化キー(パスワード)を定義する。赤い文字を自分向けに変更する。

※ PCルーター化を無効にするときはmode=disallowとする。
netsh wlan set hostednetwork mode=disallow

2. PC2Router.batをクリックして、一連のDOSコマンドを実行する。

設定できないときの対処の仕方
無線LANを利用したPCルーター化の場合、Wirelessが既存アダプタに自動的に接続になっていると、PCルーター化がうまくいかないときがあるので注意を要する。無線LANは自動接続しないようにプロパティを変更して置く必要がある(無線LANを使えない設定にしておくという意味)。
① PCルータ化がうまく行かないとき、簡単な対処方法は、上記のコマンドプロンプトPC2Router.batを実行する。
② LTEルーターをUSBに接続する。
③ LTEルーターのアダプタのプロパティを設定する。設定のしかたは、3.以下に示す通り。

3. Windows 7のアダプタの設定をする。

① アダプタのプロパティを開ける。アダプタは、ネットワークと共有センターの左側の「アダプタの設定の変更」をクリックして探すことができる。
② 共有タブをクリックする。
③ 「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピュータの・・・」をチェックする。
④ ホームネットワーク接続の欄で有線LANのアダプタを選ぶ。この例ではE’Net。この欄に無線LANのアダプタを選択すれば、PCルーター化(無線LAN)になる。
⑤ その下の「ネットワークのほかのユーザーに、共有インターネットの接続の制御や無効化を許可する」をチェックする。

※ 設定が正しく終わると、下の右図のように2つのアダプタが表示される。この例では、EMとE’Netの2つ。スクリーンショット 2013-03-19 19.39.11

③ Pocket WiFiのプライバシーセパレータを無効➡直接クライアント

概要
NASをgive upし、PC/Mac間はOSのファイル共有を使ってすますのであれば、イーサネットコンバータや無線ルーターを使わないで簡潔・簡単にネットワーク化が実現できる。ただし、この方式だとファイル共有によるオーバヘッドにより期待した回線スピードが得られない可能性が出て来る。無線ルーターを介在させる意味合いはここにある。

設定上の注意事項
1.LTEルーターのプライバシーセパレータを無効にする。
①ブラウザで192.168.1.1にアクセス
②プライバシーセパレータを無効にする

2. AirMac Expressとはクライアントモード(既存ネットワークへの追加)で接続する。これはイーサネットコンバータと同等機能になる。PCとAirMacExpressとの間は有線LAN接続と無線LAN接続との違いはあるが、クライアントモード(イーサネットコンバータ相当)になる。注意事項として、LAN DiskはAirMac Expressに有線接続してもつながらない(要継続確認)。

3. PC/Macの共有設定を有効にすることでファイル共有が可能

※ この方式の優位性は、 簡単なことである。また、文字通りシームレスに屋内・屋外でインターネットへの接続ができる。ただし、通信速度がどの程度出るかは確認が必要。セキュリティも要確認。少し使った印象では、LTEルーターの実効速度に依存するため、間に高速の無線ルーターを入れた場合に比べて少し遅い(転送レート144Mbps)。スクリーンショット 2013-03-19 9.17.17
※ AirMac Expressの有線LANをAP(WR9500N)に接続したままだと、Pocket WiFiとAirMac Expressの接続がうまくできない。AP(WR9500N)に接続してはいけない。
※ 接続例の図がまちがっていたので差し替えた(2013.5.8)

スクリーンショット 2013-03-19 9.09.30

④ Pocket WiFiをUSB接続したPC無線ルーター➡直接クライアント

概要
この方式は「②PC親機(PCルーター化)」と同じ設定で、違いは出口が有線LANではなく、PCルータ化された無線LANになる点である。この方式では、無線ルーターを使わず、PCそのものがルーターの働きをする。

設定上の注意事項
1.AirMac Expressとはクライアントモード(既存ネットワークへの追加)で接続する。これはイーサネットコンバータと同等機能になる。LAN DiskはAirMac Expressと有線接続する。
2. PC/Macの共有設定を有効にする

※ この方式の優位性は、 ルーター購入が不要なことである。ただし、通信速度がどの程度出るか確認が必要。セキュリティも要確認。少なくとも、PC無線ルーターの場合、SSIDのステルス化ができないので注意を要する。

スクリーンショット 2013-03-19 8.57.23