補足資料:Windows 7 PCルーター化の留意点

1. メモ帳に次のコマンドを書き込む➡PC2Router.batという名前でセーブする。
この一連のコマンドを何度もたたくことになると面倒なので、.batファイルを作成し、ワンクリックで実行できるようにする。SSIDとkeyはクライアントが当該PCルーターに無線LAN続するときに使うもので、自分の覚えやすいものにし、かつセキュアなものにする。なお、DOSコマンドを1行ずつ叩いて実行したいときは、Windows PCのスタートメニューからコマンドプロンプトをクリック・実行すればよい。実行しないといけないコマンドはnetshではじまるものだけになる。

@echo off
rem ————————————————-
rem Windows PC to PC Router
rem ————————————————-
netsh wlan set hostednetwork mode=allow
netsh wlan set hostednetwork ssid=wifi-thinkpad
netsh wlan set hostednetwork key=thinkpad@1234 keyusage=persistent
netsh wlan start hostednetwork

各コマンドの意味:
1行目 Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapter を有効化する。
2行目 SSIDを定義する。赤い文字を自分向けに変更する。
3行目 暗号化キー(パスワード)を定義する。赤い文字を自分向けに変更する。

※ PCルーター化を無効にするときはmode=disallowとする。
netsh wlan set hostednetwork mode=disallow

2. PC2Router.batをクリックして、一連のDOSコマンドを実行する。

設定できないときの対処の仕方
無線LANを利用したPCルーター化の場合、Wirelessが既存アダプタに自動的に接続になっていると、PCルーター化がうまくいかないときがあるので注意を要する。無線LANは自動接続しないようにプロパティを変更して置く必要がある(無線LANを使えない設定にしておくという意味)。
① PCルータ化がうまく行かないとき、簡単な対処方法は、上記のコマンドプロンプトPC2Router.batを実行する。
② LTEルーターをUSBに接続する。
③ LTEルーターのアダプタのプロパティを設定する。設定のしかたは、3.以下に示す通り。

3. Windows 7のアダプタの設定をする。

① アダプタのプロパティを開ける。アダプタは、ネットワークと共有センターの左側の「アダプタの設定の変更」をクリックして探すことができる。
② 共有タブをクリックする。
③ 「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピュータの・・・」をチェックする。
④ ホームネットワーク接続の欄で有線LANのアダプタを選ぶ。この例ではE’Net。この欄に無線LANのアダプタを選択すれば、PCルーター化(無線LAN)になる。
⑤ その下の「ネットワークのほかのユーザーに、共有インターネットの接続の制御や無効化を許可する」をチェックする。

※ 設定が正しく終わると、下の右図のように2つのアダプタが表示される。この例では、EMとE’Netの2つ。スクリーンショット 2013-03-19 19.39.11

③ Pocket WiFiのプライバシーセパレータを無効➡直接クライアント

概要
NASをgive upし、PC/Mac間はOSのファイル共有を使ってすますのであれば、イーサネットコンバータや無線ルーターを使わないで簡潔・簡単にネットワーク化が実現できる。ただし、この方式だとファイル共有によるオーバヘッドにより期待した回線スピードが得られない可能性が出て来る。無線ルーターを介在させる意味合いはここにある。

設定上の注意事項
1.LTEルーターのプライバシーセパレータを無効にする。
①ブラウザで192.168.1.1にアクセス
②プライバシーセパレータを無効にする

2. AirMac Expressとはクライアントモード(既存ネットワークへの追加)で接続する。これはイーサネットコンバータと同等機能になる。PCとAirMacExpressとの間は有線LAN接続と無線LAN接続との違いはあるが、クライアントモード(イーサネットコンバータ相当)になる。注意事項として、LAN DiskはAirMac Expressに有線接続してもつながらない(要継続確認)。

3. PC/Macの共有設定を有効にすることでファイル共有が可能

※ この方式の優位性は、 簡単なことである。また、文字通りシームレスに屋内・屋外でインターネットへの接続ができる。ただし、通信速度がどの程度出るかは確認が必要。セキュリティも要確認。少し使った印象では、LTEルーターの実効速度に依存するため、間に高速の無線ルーターを入れた場合に比べて少し遅い(転送レート144Mbps)。スクリーンショット 2013-03-19 9.17.17
※ AirMac Expressの有線LANをAP(WR9500N)に接続したままだと、Pocket WiFiとAirMac Expressの接続がうまくできない。AP(WR9500N)に接続してはいけない。
※ 接続例の図がまちがっていたので差し替えた(2013.5.8)

スクリーンショット 2013-03-19 9.09.30

④ Pocket WiFiをUSB接続したPC無線ルーター➡直接クライアント

概要
この方式は「②PC親機(PCルーター化)」と同じ設定で、違いは出口が有線LANではなく、PCルータ化された無線LANになる点である。この方式では、無線ルーターを使わず、PCそのものがルーターの働きをする。

設定上の注意事項
1.AirMac Expressとはクライアントモード(既存ネットワークへの追加)で接続する。これはイーサネットコンバータと同等機能になる。LAN DiskはAirMac Expressと有線接続する。
2. PC/Macの共有設定を有効にする

※ この方式の優位性は、 ルーター購入が不要なことである。ただし、通信速度がどの程度出るか確認が必要。セキュリティも要確認。少なくとも、PC無線ルーターの場合、SSIDのステルス化ができないので注意を要する。

スクリーンショット 2013-03-19 8.57.23