Swift:対象市場は欧米で79%

アプリの市場別売上高を調べました。

確定申告の時期になったので売上データを整理しました。

たいして売れていないのですが、対象市場は欧米で79%を占めました。日本は6%なので、欧米向けの商品開発をするというのは、メーカーに限らず、重要なことだと思います。

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Firefoxローエンド・スマートフォン

ZTE が、世界初の Firefox OSスマートフォン ZTE Open を 英米向けに eBay で直接販売$79.99。zte-open-orange

ZTEは、中国深圳にあるソフトバンクPocket WiFi SoftBank 203ZやイーアクセスPocket WiFi GL09Pのメーカーです。

ローエンドスマートフォンが10,000円を切る価格でリリースされたことにより、OPNEという商品名通り、市場に価格設定とFirefox OS / ローエンドを印象づけることになりました。まず、最低限は備えている、というスタートになっています。その最低限にアプリ(特にゲーム・アプリ)が含まれていないとしても、問題は時間が解決してくれるでしょう。Windows PhoneがYouTube仕様を満たしていないとしてGoogleから切断されている問題と同様、いずれ解決されなければならないものです。これを致命的な問題と見るより、時間を稼いでいる間に市場浸透できるかどうかの方がプライオリティが高いでしょう。

既存のスマートフォンの買い替え需要ではなく、携帯電話のスマートフォン化を後押しできる商品のひとつとして、電話からデータ通信に市場を広げる役割を果たすことに価値があります。電話では儲けられないキャリアに必要な商品です。

一般的に、ハイエンド市場は、特定機種が独占するものです。しかし、ローエンド市場には、多くのメーカーが参入し、多種多様な商品が投入され、いずれミッド/ハイエンド市場の既存商品を食い潰していきます。Androidスマートフォンも例外ではなく、$80に引き込まれるでしょう。ミッド/ハイエンドから降りていくには、機能・性能を削ることになります。むずかしいのはZTE OPENのように最初からローエンドで出て来た商品は逆に機能・性能を上げることが可能なことです。そのため、Androidスマートフォン・メーカーはSamsungを含め、儲けられないメカニズムの中に突入することは不可避でしょう。Google / Motorolaもネガティブではありません。

ZTE OPEN の主な仕様

  • 5 インチ HVGA (480 x 320) 液晶ディスプレイ
  • Qualcomm Snapdragon S1 プロセッサ (最大800MHz Cortex-A5 シングルコア + Adreno 200 の MSM7225A)
  • 256MB RAM
  • 512MBストレージ
  • microSDスロット
  • 802.11a/b/g/n WiFi
  • Bluetooth 2.1+EDR
  • 加速度計、環境光センサ、GPS
  • 背面3.2MPカメラ
  • Cellular通信: GSM 850/900/1800/1900、UMTS 850/1900、850/2100、900/2100 (3SKU)

(参考)

iOS、Android、Microsoftのアプリ・シェアー比較

アプリの売上高はiOSがNo.1。Appleユーザーは有料アプリを購入するが、Androidユーザーは無料アプリを利用?

iOS、Android、Microsoftのモバイル端末数、アプリ数、アプリ開発社数、ダウンロード数、アプリへの支払金額についての統計データがありました。これを元にしたそれぞれのシェアをグラフ化してみました。

このグラフからは次のようなことが言えます。

  • デバイスのシェアは60%がAndroid、40%がiOSになりますが、アプリの売上高シェアは15%がAndroid、83%がiOSと逆転します。
  • 売上高は、登録されているアプリのシェアー、開発している企業(個人)のシェアーがiOSの方が多いことも原因のひとつ?
  • 1台あたりのダウンロード数は、Android 53本、iOS 83本、Microsoft 54本。
  • 1台あたりの売上高は、Android $1.00、iOSとMicrosoft $8.33。
  • AndroidがiOSよりも販売されている地域・国が広いため、有償アプリ利用率が下がっている?
  • 言い換えると、PCソフト違法コピーが多い地域・国では、有償アプリ利用率が下がる傾向あり?

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数値データは次の通りです。

Google Apple Microsoft
ユーザー 900,000千台
59.5%
600,000千台
39.7%
12,000千台
0.8%
アプリ 800千本
36.2%
1,250千本
56.6%
160千本
7.2%
開発社数 150千社
34.9%
235千社
54.7%
45千社
10.5%
ダウンロード数 48,000百万本
48.7%
50,000百万本
50.7%
650百万本
0.7%
支払金額 $900,000千
15.0%
$5,000,000千
83.3%
$100,000千
1.7%
アプリ/社 5.3本/社 5.3本/社 3.6本/社
ダウンロード数
/アプリ
60,000本 40,000本 4,063本
$/ダウンロード $0.02 $0.10 $0.15
売上高/アプリ $1,125 $4,000 $625
売上高/社 $6,000 $21,277 $2,222

参考: How Much Do Average Apps Make?

P!nk – Blow Me

愚問と推測:iPhone vs. Android

iPhoneのビジネスモデルは知り得ません。でも、愚問の末、勝手な推測/想像をしてみました。Low-endはどういう展開になるのでしょうね?

まず、iPhone 5のビジネスモデルを想定してみました。

  • 想定されるリスト価格から値引率・販売店利益率を引いたものを実勢価格としました。
  • Appleの値引率5%と販売店の利益率10%をすべて値引くものとし、実勢価格をキャリアの販売価格に近くなるようにしました。
  • 製造原価はWebにあったUSD199を参考にしました。しかし、下記30%は高く、15%〜25%の間ではと推測するのですが、どうなのでしょう。
  • FOE 5%とSW R&D 8%は、適当なアサンプションになります。そんなものだと思いますが、根拠はありません。
  • 求められた利益率は42%ですが、AppleのQ2利益からはどの程度の乖離になるのでしょう。

これから何が言えるか、考えてみました。とても月並みです。信頼性はほとんどありません。

  • コスト構成がかわらないとしたとき、40,000円のリスと価格を設定し、34,000円で販売したとき、利益7,500円 (19%)となり、同じ利益確保のためには、4倍の販売量増が見込まれなければならない。
  • 現行機種の完全置き換えでないなら2倍の販売量増でも、利益は1.5倍増になる。
  • 実際には、販売量増・生産量増によるコスト低減が期待されるので、低価格化でも利益率改善のオポは残る。
  • コスト構造を変えるには、データ通信速度の向上による搭載メモリ/SSDの軽量化、アプリのクラウド利用等が必要(?)。
  • Android陣営の差別化ポイントはOS開発・維持コストで、その適正化がiTunes Store等のビジネスでカバーできるか否か(?)。
  • 逆に言うと、Symbian、Windows CE/Mobile等で体験したコストペナルティはAndroidで解決済みとなるかどうか(?)。
  • すでにiPot Touchが23,000円くらいで販売されているので、iPhoneでも30,000円から40,000円のコストはすでに実現されているかもしれない。低価格モデルには、マーケティンング戦略上の課題が残っているだけか(?)。
  • Appleに言えることはAndroidスマートフォンにも言えるはずで、結局、値下げ、薄利多売、生き残れるメーカーの選定・・・というパタンに入る(?)。

想定ケース

iPhone 5

%

リスト価格

¥65,000

100%

値引き

¥3,250

5%

値引き2(販売店マージン分)

¥6,500

10%

値引き合計

¥9,750

15%

実売価格

¥55,250

85%

製造原価

¥19,500

30%

粗利

¥35,750

55%

FOE

¥3,250

5%

SW R&D

¥5,000

8%

SGA

¥8,250

13%

利益

¥27,500

42%