NTTドコモが競合差別化で進めてきた「つながらない」携帯電話、つながらないソフトバンクは、もはやNTTドコモ自体に跳ね返ってきたようですね。
せっかくiPhoneを売りはじめたのに、NTTドコモはiPhoneで逆差別化されてしまいました。
Engadget JapanがiPhone 5sで3社のLTE速度を調査しました。その結果を見ると、No.1はauか、見方によってはSBMです。実際は、SBMとauはほぼ同じと言っていいでしょう。それに比べて、明らかにNTTドコモは見劣りがしますので、これは実力ということになるのでしょう。
二分の一のスピードじゃないか!ガツーン。
この調査のポイントは、同一機種で実施した、ということに大きな意味があります。従来、NTTドコモが一番と考えられていたのですが、こうした結果をみると、「やはり逆転していたのか」と感慨深いものがあります。NTTドコモの経営の怠慢と殿様商売の甘い水を飲み過ぎた社員の想像力のなさと傲慢さがこうした危機的状況を呼び込んだのでしょうか。
このことはiPhoneをNTTドコモが売り出す前から指摘されていたことで、SBMはそのようなマーケティングを準備してきました。NTTドコモがNo.1でないこと、それどころか、最下位であることが重要です。
ドコモ | au | SBM | |
---|---|---|---|
山手線 | ★ 10.08 | ◉ 20.05 | 17.01 |
地方 | ★ 2.19 | 8.396 | ◉ 8.399 |
混雑 | ★ 13.14 | 14.62 | ◉ 16.10 |
地下鉄 | ★ 16.75 | ◉ 33.04 | 38.37 |
総合 | ★ 9.93 | ◉ 18.37 | 18.32 |
もちろん、つながらないとパフォーマンスは意味が違うというのは、その通りです。しかし、経験的に、ほぼつながるところでは、3社ともほぼつながるものです。そうなると、どこが一番スピードが速いかがつながる意味になります。
もっとも、安定性が重要という点に関しては、3社とも似たようなものかもしれません。瞬間風速のスピードテストに何の意味があるの?と問うならば、その通りです。
せっかくゴールドを買っても、ブロンズでは?
もちろん、ひとりごとです。